2019年 03月 19日
ぶきっちょながら… |
どきどき穴の開いた靴下の爪先や、家ではき倒すジーパンやコーデュロイのパンツくらいは、繕い物をする。ことし古着で買って、意外に重宝している、ラムズウールのざっくりカーディガンの、袖のところに、今朝ふと小さい穴を見つけた。大きくならないうちに、塞いでおこうと帰りに糸を買ってくるつもりで家を出た。
刺繍糸を買うつもりだったから、手芸屋さんの店番のひとが、聞きやすような女の人なら、穴の空いたセーターって、どんな風に塞いでます?と、聞いてみようと思っていた。残念ながらそれが、受け答えすらまともに返ってこない、こちらの言ったことが、伝わったか伝わらなかったかも、定かではないような反応の店番さん。何か変な光沢のある、ストライプのシャツを着た、どら息子が年を大分とったみたいな、苦手な感じのおじ兄ちゃんだった。ま、手仕事などやりつけないから、何を選んでいいやら分からないわたしに、それでも刺繍針だけは、選んでくれたからそれには感謝するけど。
セーターの色にいかに近い、色を選ぶかだけに注視して、二色の刺繍糸を買ってきた。だが素朴な疑問。刺繍糸は何で数本の糸を、あんな風に束にして、かせで巻き取ったみたいな形で売られとるんかな。使い方がまったく分からん。色の薄いのは最後の最後、巻き取ってるうちに絡まり、どもならんと匙を投げた、ロスの部分が出てしまった。まぁ、でも今日は、ぶきっちょでも、穴が塞がったからそれでよしとする。かなりアバウト、下手なのは否めないが、人の着てる服の、こんなとこに気づくひとはかなり少ない、そのはず、そうに違いないと思う、ことにする。ほとんど自己暗示の世界だが。穴はもう広がらないから、それだけでも本来の目的は達成しているわけだ。よかった、よかった。めでたし、めでたし。どんと晴れ、ということで…。
by 828summer
| 2019-03-19 21:22
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