2018年 03月 24日
倹約生活(C 日記⑥ 49日め) |
最近お惣菜やお弁当をほとんど買わなくなった。コンビニでお昼ご飯も買っていない。一人お外ご飯はそろそろしたいがしていない。2月になった途端にかかった、インフルエンザで否応なく寝込んだことで、見えなかったというか、見ないでいたという方が正確かもしれないが、色々心境の変化を起こすような思索、心がこれまではっきり見えないでいた場所まで、意図せずに広く深く旅して来たようなことに繋がった。据え置いていた当面の目的も具体的になった。固定費の見直しまではまだ進められていないが(ほんとうはここが1日も早くいじるべき、やれば成果はそれなりの、大きい部分と分かっているが億劫)、どうでもいいところにしていた、ポケットに穴が空いていて知らぬうちに中味を落としてきていたような、むだ遣いだけはまずやめようと思いはじめた。
そしてそれは何とか続いている。失業手当で暮らし学校に半年通っていた2011年を思い出すような暮らしぶりとも言える。あの頃もそんなつもりでいたようなおぼろ気な記憶がある。そのときを外せばわたしはこれまでの生涯、わりにずっと穴は気にせず空きっぱなしだったと思う。のんびりした惣領娘特有の欠点。まぁ完全に一人になり10年なので、色々味わったことのないことも味わい、それにも潮時が来たのだろう。ずっと長らく正社員よりは気楽な派遣稼業できたが、地震の年に失業したのを機に、充電期間を経て、正社員の道への転換を決めた。合わない職を2つ経ての、今のわりに仕事的にはじぶんに合った職場への転職をしてまる4年経った。前2つがブラックもあったし、苦手な初めての営業を経験し、キツかっただけに、慣れた事務系で少し楽なところに出て、タガが外れてしまっていた。寝込んで頭が暇なのに任せ、思索ばかりが広がるので、ふっと気がつくと4年も失われた期間を過ごしたことに、あらためてようやく気がつき愕然とした。そんな感じの心境の変化であった。
小さなムダを減らす倹約が、もう少し板についたら次に進むかなと、そんなことも思いながら、土曜はいつもなら買う、お弁当もお惣菜も買わずに、月曜まであるもので乗りきると灯油だけ買って帰った。そんなにストレスでもない。大して面白くもない。肌の調子はわりにいい。
時間がなかったので、返すだけで次の映画を借りずに帰ってきたので、夜はテレ朝制作でアガサクリスティ原作の、天海祐希主演の二時間ものを観る。脚本や監督は相棒でも見慣れた名前の方。ミスマープルものを脚色したらしいが、そのマープル的な配役が天海さん。義母が草笛光子さんで何故か松本から上京し、乗っていた列車の車窓からすれ違う列車同士という位置関係から、並走する寝台特急の個室での殺人現場を目撃する、というのがドラマの事件の発端。松本の老舗菓子店の開運堂の、紙の手提げ袋を持って列車に乗り込む辺りが、細かいところに遊んでるねぇと、地元っ子としてはニヤリとしたところ。ナレーターは最近わたしが、バイプレーヤーとして目立つなぁと、感じだした北村有起哉。北村和夫さんの息子で、朝ドラ“さくら”のヒロイン、高野志穂さんの夫らしい。少し前に再放送の、浅見光彦で高野さんを見かけ、最近見ないなぁ、どうしてるんだろうと、ふと検索して知った。出産後復帰したところらしい。さくらはかなり好きだったから、活躍を期待していたけど、あんまり朝ドラのヒットと、その後のヒロイン活躍は合致しない例のような。
アガサクリスティを脚色した和製ドラマは、日曜も引き続きで、二夜連続放映されるらしい。観てもいいかもと思う、それなり面白いできになっていた。相棒好きの方は観てみられるのもいいのでは…。今日のところはこのあたりで。読んでくれたひとにはほんとうにありがとう。新しい日が、この日曜日がまた、みなさまにもわたしにも、それぞれによくありますようにね
by 828summer
| 2018-03-24 15:38
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