2017年 06月 30日
鳥わさで呑む週おわり(C日記④ 158日め) |
うちのリーダーは今の会社に転職のまえ、10年間のホテルの厨房での和食の調理人経験がある。わたしは鳥わさはほとんど食べたことがなく、作り方もイメージできなかったが、不意に食べたくなってしまい、リーダーにどうやって作るんですか、と午後の休憩に聞いてみた。作り方を聞いたら案の定、とても簡単なものだった。湯を沸かしささみをさっと湯にくぐらし表面に火を通す。湯のなかに入れるささみの本数にもよるが、表面が白くなるくらいまで、ささみが2本くらいなら、6、7秒程で湯から取りだして、氷水で締めて小口切りにする。その前に作っておいた、ワサビ醤油で後はささみを合えるだけ。茹でた三つ葉などと取り合わせ、食べる直前に刻み海苔など添えると最高。冷凍もののささみなんかも、売られていることがあるから、生食に向くささみであることだけは、まぁ注意することという話だった。売り場でその点は確認することとして、無性に食べたくなってきたので、帰ってから材料を買いに出た。行ったのが生憎、生わさびがない店で(殺菌効果は生の山葵にしかない。チューブ入りじゃだめ、と真偽は定かじゃないが昔友だちのお母さんから聞いた)、信州産わさび使用とあるチューブ入り練りわさびをかごに入れ、三つ葉もない店で、代わりにパクチーを使うことにし、大型店で精肉の担当者もつかまらず、冷凍ではなさそうだが、生食に向くささみかは不確かなまま、売り場にあるささみを買って帰った。そんな状態のため、当たらないかに一抹の心配が残り、調理はマイナー変更を加えた。茹でる湯にはスライスしたたっぷりの生姜、産直で買った塩だけで出来た梅干しを入れ、ミディアムレアに近い少し長めに火を通した。気休めにしかならないかもだが、多めに練りわさびは醤油に溶き入れ、たっぷりの刻みパクチーとともに、ささみを合えた鳥わさとなった。美味しかったし当たらなかった。塩と味の素を入れた湯で鶏むね肉を茹でて、そちらは水に取らずに、そのなかで自然に冷ますと棒々鶏になると、鳥料理つながりなのか、リーダーはついでに教えてくれた。こちらも同じく、ミニマムな材料で手順でいい。キュウリの千切りを合わせ、ゴマドレッシングがあればよい。冷やし中華にもなるね。味の素はないがその代わりは適当に考えて、今度はそちらもやってみようと思う。料理は簡単じゃないと、なかなか最近は特にやる気にならないが、今日は一気に2つもレパートリーが増えて、なかなかよい日だったような。
言葉にできるようになれば、問題はもうほとんど解決したようなものだとも言うが、ほんとうにそうかもしれない。わたしも幾つも気がかりがあるが、今もどこからどう解決していったらいいものか、皆目見当もつかずに進展なく寧ろ後退しながら、人に話す気にもならずにいる。悩みを自分のなかに全く抱えることなく、垂れ流しで人に振りまくのはそんなにいいこととも思えないが、恥ずかしさから誰彼となくなど、知られたくはないという見栄があり、ならば誰に話すかと言うと、適切なひともすぐには浮かばず、わたしみたいに抱えて、むっつり何とかもあまりよくないとは、自分でもよく承知はしている。でもみんな一人一人、人とは多少は異なっていても、自分にとりそれが安全に感じられる、自然なやり方やスピードで、自分の問題に向き合い、やっていくよりしようがないのかなぁ、としか今のわたしには考えられない。何とか暗黒面に落ちずに転じられるようにと思う。なけなしの知恵などというものがあるとして、土曜日は体をできる限り動かして過ごせば(やることだけは山ほどある)、もしかしたらその作用や副産物のように、少しは知恵も湧くかもしれないという、全く根拠のない希望的観測のもと、1日を始めていってみようと思う。7月の新しい日を、そんな気分で始めるひとも、この地球上にはきっと沢山いるだろうから、そう思うと全地球無数の同胞と、見えないながらわたしもがんばろう。
あとの話はさぞかし呆れられただろうなぁと思うものの、わたしのこれもチェンジ日記の、とある1日だということで、どうかご寛容に見逃して、ご容赦くだされませ。今日のところはこのあたりで。読んでくれたひとにはほんとうにありがとう。新しい日が、この土曜日がまた、みなさまにもわたしにも、それぞれによい日とならんことを心より願ひ
by 828summer
| 2017-06-30 17:52
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