2017年 01月 16日
はやの唐揚げ(C日記③ 172日め) |
また翌朝の数行日記になった。すっかり冬時間で、朝がよっぽどのことのない限り、6時でないと起きられない。6時にお寺の鐘の音が鳴り出すと、しようがないな、とようやく起き出す。駅までの道を歩きながら見る、西の方の山はだいぶ近くに見える。不思議に思うが、たまにこういう日がある。向こうからこちらに寄ってきているようで、わたしは親しげにそんな日は山を感じる。ブラウンの地肌をうっすら覗かせて、粉砂糖のように雪を纏っている。ほんとうに少しチョコレート入りの、スポンジケーキに似ている。見える山は単純な形でなく、幾つも幾つも角錐を手前に重ねるように、複雑な隆起を持った形をしていることに、今更のように今朝は気がついた。立体的に幾何学的なチョコレートケーキ。
月曜は帰ってから買いものに出た。ワインが欲しかったので。わたしの家飲みのワインは、酸化防止剤無添加の、国産のワインになることが多い。初めて大きいボトル(1500ml)を買った。明太子スパゲティにしようと明太子を買う。魚のコーナーに、鯉で有名な佐久産の、ワカサギくらいに小さめの、はやという川魚が妙に安く出ていた。30匹くらいで、特売で400円程度で出ていたものが、売れないらしくて、更に300円引き。つまり100円程度で。広島産の殻つき牡蠣も、同じ感じの値引きになっていた。買いたかったが面倒だと一旦は通りすぎる。でも意外と食にはチャレンジャーなわたし。唐揚げでとあった、はやには何とかそのくらいならやれるかと、引き返してかごに入れる。下味をつけて、粉をはたき、少ない油で揚げ焼きにした。川魚、昔おじちゃんが獲ったのを、食べた子どもの頃の味を思い出す感じ。風味と身の柔らかさに。
サドンデスだがタイムアップ。今日のところはこのあたりで。読んでくれたひとにはほんとうにありがとう。新しい日がまた、みなさまにもわたしにも、それぞれによくありますように
by 828summer
| 2017-01-16 20:30
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