2016年 05月 17日
なつかしき“どんぐり”へ(C日記② 30日め) |
昨日の日記は何だか、ぐちゃぐちゃ書きすぎたような、自分で何だかそう思い始めると、わたしも夕方しばしの時を街に繰り出したくなるサインだ。自分の日記の中で窮屈になるのか、ほかの方のブログで見かける鳥や木や花や山や海や、そうした写真を見ていると、外歩きしている気持ちよさが伝わり、ブログの写真と文章を見ながら、わたしも同じような気持ちの良さのご相伴に与る。
今日はわたしも、ぐだぐだを捨て、野にではなく夕方の街に出た。高校生の頃に行った店、レストラン・どんぐりへ。趣味と実益も兼ねる、お外ごはん。久しぶりに入ると、色々混ざった要素があって、でもごちゃごちゃはせず、意外にも統一感のある美しさに満ちた空間だった。ポエムやメルヘンのあるかわいらしさだったり、ドイツかどこかの街の店のようシンプルで美的な凛とした佇まいだったり、そうかと思えば過去10年の最優秀作とともに、最新のサラリーマン川柳の百選だけをただ、何の講釈もつけ加えず載せたどんぐり新聞を発行している。もれなくそれは、注文を伝えた後に最初にテーブルに配膳されてくる、フォークやスプーンや紙のおしぼりなどのセットに、ちゃんと存在感を持って立てられていた。裏を守っているシェフなのかもしれない、店では顔を見られなかった店主は、どんな感じの人なのだろう!? と、ちょっと興味が湧いた。人柄や趣味を覗きたくなる。きっと味わいのある面白い人じゃないかと、そんな風に帰りには思う世界だった。
入り口。高校生の頃はどんな雰囲気だったんだろうか!? もうぼんやりとしか思い出せない。今はない、“やまなみ”というレストランというか洋食堂が近くにあり、そちらのナポリタンなどは庶民的な甘めの味付けで、どんぐりはもう少しレストラン風だったんだろうな。当時はナポリタンとかミートソース、ピラフくらいだろうな、よく食べていたのは。
こういう外国の古い街の店には必ずあるような、伝統的な、もうその看板を見るだけで何をやってる店なのか一目して分かる、シンボルを示すような金属製の看板にひかれる。集めた写真集などあれば見たい。
ここのメニュー。中は写真が満載でわかりやすい。入口の壁の上の木の看板にもあったね。うさぎさんがシンボルマーク?
ビールがあったので、グラスワインではなくわたしは、やはりそちらを所望しました。やっぱり一番好きなのはビール。ここの生はKIRINの一番搾り。悪くない。ヱビスの次に好きだわ。近くの雷電さんだと、去年行ったらそのフローズンも楽しめた(そちらは居酒屋、まだ一人じゃ敷居高くて入れない)。グラスではなくジョッキサイズでお願いしました。
レストランはお通しとかはないんだね。サイドメニューのサラダが今日のお通しがわり。シーザーサラダ風の、チーズの味がするドレッシング。輪切りになったブラックオリーブが新鮮。最近食べてなかった。手前奥の窓よりのテーブルにいた、ブルーストライプのシャツを着た、中年男性が一人が先客。ちょっと小太りなおしゃれさん。鉄板メニューの、何かハンバーグとかエビフライとかを、ナポリタンやミートソースに載せた、コンビネーションのメニューを楽しんでいた。夕方の早い時間の外ごはんを始めて、こういうタイプをたまに見かけるようになった。食べること自体が楽しみの1つで、一食一食を大事にしていて、今日はこの店でと、ゆったりできるこの時間と空間を選んで、料理を楽しみにやって来ているような。独特の静かで楽しげなムードがあるの。すごくいいと思います。
ナポリタン。温玉のせ。
量は少なめ。その分ゆっくり楽しんで食べました。この量でもちゃんと満足するから、もはや死語かもの欠食児童ようには食べるのやめたい。
何だろうと、一人で来たので、わたしのテーブルの近くの壁のこの詩を、ずっと読んでいた。
あとでお店のお姉さんに、この詩が元で映画にもなった、隣の安曇野市豊科にある、県立こども病院の院内学級で書かれた詩だと教わる。
こんな風にその詩を、誰が今あるパッチワークの額装にして、ここにこうしてあるのか、お姉さんは少なくともその辺りの由縁は、知らないのだけどと言っていた。わたしの座った辺りの店内の雰囲気。br>
謎の店主を想像させるナプキン。かわいい。
ああ、もう時間切れだ。チェンジ日記は、本社の人が、データベース移行でその機能がなくなっちゃう部分を、追加で作ってくれた。そうでないと、意地悪なパートさんに嫌み言われながら、追加でやってもらうしかないかと、最初は覚悟した後だったから、その好意が嬉しかった。あと今日これをやりたいということが、ひょんなことから思い浮かぶ。卵を温めるように。雛がかえるといいが。
今日のところはこのあたりで。読んでくれた人にはほんとうにありがとう。新しい日がまた、みなさまにもわたしにも、よいものでありますようにと、こころからの思いをこめて
by 828summer
| 2016-05-17 22:28
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