2016年 05月 16日
今日は泣けた!と、いいじゃん!! と(C日記② 29日め) |
うちの会社は一応は情報を扱っているのに、未だに社内の公式OSがXP という寂しい状況にある。通信用だけ共用にセブンを使っていて、また支社にはPCに強い人がいないときているので、環境が変わっての影響が分からず、適切に対処もできないので、毎回律儀なように出るバージョンアップのメッセージにも、いつも何もせずに閉じている。暮らしていると分からないまま、便利に適当に使っているものばかりで、電気の仕組みも分からなくても電気はなくてはならないし、電話だって。このパソコンだって、スマホだって、理系でないわたしはみんな同じで情けない。
ただ普段使う家電などは、裏技使い道で世界が広がるよとか、使ってる内にどんどん自己増殖的に使い道も広がり、よく分からないと乗り遅れるということがあまりない。だから他のものはまだ良いが、パソコンとかスマホとか、この辺りのことはもっと強ければ、世界は違って見えるのかなとは思う。大学の時の同じ学部のクラスの友だちに、一人そんなパソコンに強い、しかも趣味のように好きだという女性がいた。去年の今ごろこちらに来たときに、何となくそんな話になり、聞いていたら(理解できていない部分が多い)色んなソフトとか、普通の人がやらないコアなものをコアな使い方をしているようだった(リナックスとか、こっちはOS だがわたしは結局よくわかってないが、それにイメージは近いような。開発者が多分あんな感じに、一定の理解が伴い使い道さえある人には便利なものが、無料で提供されていて、使っているとかは別にそんな例に、詳しくは忘れたがCDのコピーのプロテクトを外すとかグレーの要素のものも話されていたような…)。そういうことについては、彼女の話を聞いていると、それが好きな詳しい人同士、自分が日頃と調べたり試して家にいるときに日夜コツコツやっていることを、情報の交換をし合うこともまた喜びの1つで、楽しいらしく会社のシステムの人にも一人気の合う人がいて、たまに社内で一緒になると、新しい情報交換で盛り上がるとか。どんな世界にもマニアというのは、羨ましいような世界を共有しあってると、あっさりな凡人のわたしは眩しく話を聞いていた。わたしの望んでるのは、そんなレベルの話でなく、もっと普通のレベルでわたしはどうもパソコンやスマホには弱くて、これがもうちょっと…だったらなぁ、という話。
思いきり話が脱線しているが、とにかくうちの会社のパソコン環境と、わたしのそのプアなリテラシー状況を話の前置きにしようとしたら、話がそれた。今日は会社で通信用のパソコンに向かって調べものをしていて、うちの会社は一般に検索サイトはYahooを使っているが、トップの画面でつい気になって開いた記事。蜷川さんのお葬式の弔辞。藤原君の弔辞を文面で読むだけで、肉声で語られるように脳内変換されて読めて思わず目頭が熱くなった。時に嗚咽しながら、涙にむせぶように遺影に語りかけたようだが、そのまま読んでいても、文章からそれが十分に伝わってくる。もらい泣き必至で、仕事中につい安易にクリックなどすると、周囲を憚かってこそこそ顔を見られないよう、自分のデスクに戻り気づかれないように、音を潜めて深呼吸して気持ちを整えてと、危険な文章だった。
7時のNHKニュースも、今日行われたというその葬儀のニュースは、弔辞に立った五人全員の話す言葉や映像を、少しずつだが一人も割愛せずに紹介していて、それも珍しいような気がした。あなたは僕の演技を一度も誉めてはくれなかった、と語りかける平さんと、やはり秘蔵っ子の藤原君の弔辞が印象的。家なので誰はばかることなく、今度は藤原君が祭壇に、心からの想いで語りかけるのには、灰皿投げたり罵倒したりもうすごいという、蜷川さんにこの人はもうどんだけそれをされ愛されたか、その人が去っていってしまう、この人の今の想いはどんなだろうと、想像するだに、涙が止まらなくなり暫く流れるままに任せ続けていた。今でも思い出すと同じようになる。悲しいけれど、こんな人がいたことは、送る人も送られる人も、どちらも幸せなことだとも思ったりもする。思い返すと葬儀というのは、よくそんな特別な親しい人の故人に抱く思いやら、神聖なものが空気のなかに立ち上がるというか充満しているようで、そのなかに入った途端に何か分からないけれど、こみ上げるようなことがよくある。行かないのに、舞台人の蜷川さんのそれはまた、何だか特別なものなのか、行った時に味わったような感じを味わった。
ニュースの続きで見た、鶴瓶の家族に乾杯、ゲストは草刈正雄。久しぶりに見たが、いつもながらだが、またとびきりよかった。草刈さんは意外と素の顔が、予測がつかない男の不思議ちゃんみたいで、マイペースで面白い。最初は始めるまで緊張したと言っていたが、歩き始めて出会う人に話しかけたり、話しかけられたりの展開が始まったら、面白い、癖になりそうだ、と最初から言っていた。終わりの頃だったか、ほんとうに楽しかったと、すっかり癖になりそうで、正雄の家族に乾杯が思い浮かぶようだと、お茶目なことも言っていた。
わたしの思うハイライトの幾つか。草刈さんを知らないという、ほとんどテレビを見ないらしい喫茶店のママには、「ところでテレビに出る人みたいだが、あなたは何て名前」と聞かれて、稲刈草雄ですと名乗って、あらそうだと思ってたわ、と言われていた辺りも面白かった。九州出身のだいぶ年下の若い女性をこれから、お嫁さんにもらうという厄よけの有名なお寺の五十代前半の住職。人のよいサービス精神旺盛の、にこやかなその住職には、彼女と草刈さんと三人のやり取りになり、今はもうお幸せいっぱいの時期でいいね!、とか言っては話を聞きながら、奥さん(になるの)はやはり出身はこちら?、あぁ九州ですか、あぁ福岡?、そりゃ性格はきついね、イヤきついきついと、真顔とも冗談ともつかぬ顔で無遠慮な発言をし、脅かさないて下さいよと住職に苦笑されてた。草刈さんも福岡出身、母親を思い浮かべていたらしい。福岡の方読んでたらごめんなさい。あくまで草刈談ということで…
草刈さんリクエストで、ロケ地は栃木県佐野市。真田丸のこれからではいよいよ、これから真田を存続させる狙いから、泣く泣く親子(父と次男・信繁 vs 長男・信幸)は東西に袂を分かっていく。そのいわゆる犬伏の別れの、舞台になった神社が佐野にあるらしい。佐野ラーメンや、大根の細ぎりと蕎麦を合わせた大根蕎麦も名物らしい。大根蕎麦にはとても牽かれる。いつか食べてみたい。
チェンジ日記はこれといって今日は…。わりに平安な1日だったようで思い浮かばない。
テレビの話ばかりになったが、書いておきたいくらい、どちらも印象に残る。やはり見られた方はいるかな!? どんな風な印象をもたれただろう!? 今日のところはこのあたりで。読んでくれた人にはほんとうにありがとう。新潟は気温が異常な高さだったよう。風や雨や多い不安定なお天気に変わりなく。なるべく平穏であって欲しいな。新しい日がまた、みなさまにもわたしにも、きっとよいものでありますようにと
by 828summer
| 2016-05-16 21:56
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