2016年 02月 19日
ストーブの時間(C日記 68日め) |
ストーブに時の流れる豆を煮て
(拙句 添削あり)
去年の句です。灯油ストーブが好きで、だいぶ前からファンヒーターは使わなくなった。上にヤカンや鍋や焼き芋だって置いて火の恩恵にあずかれ、火の色を見ながら時を過ごせるし、そりゃ薪ストーブには負けるけど、今も前に座りやっぱり週末はホッとすると一人ごちている。
毎週言ってる気がするが(間違いなく言っている)、毎週のことでもやっぱり本心から、飽きもせずに同じようにこの時を迎えると感じられだし、またありがたく嬉しく思っている。おめでたいというか、単純というか、まぁ気楽でいいねと、自分でも思う。
今日の妹からのメール。ようやく週末になったけど、今週はご難続きだと。二人の姪の一人はB型インフル。もう一人はテニスの部活で、ボールが目にあたり、眼科で大学病院を紹介され行ったら網膜剥離と判明した。来週は入院して手術することになったと聞かされる。二人一緒で大変だなと想像する。
でも普段は、妹もわたしと同じらしく、週末だね~ホッとするねと、だいたいメールがくる。わたしもその日か翌日辺りに返信する。またメールが来て、週末は何をしたとか、何をするとか、登場人物はだいたい妹と旦那さんや娘たち二人の家族で、それを中心に起きたことを、訪ねてきた人や職場のはなし、子どもの学校まわりやらを聞かせてくれる。わたしはそういう話を聞くのが、けっこう好き。考えたら普段のわたしが好きで、読ませてもらってるブログの中のいくつかもこのような感じ。好きに思うルーツは、妹とのこの定期便かなぁと書いていて気がついた。何げなくて、豊かで、たしかで、続いていく規則正しい暮らしに、わたしは安心や気持ちいいリズムを覚える。
ここ最近の夕刊のコラムに姜さんが、最近は国際面も国内もニュースがみな、気持ちが重く暗くなるようなものばかりで、新聞を読みたいという気がなかなか湧かない。世の中全体の先行きに、見えない不安のようなものが漂っている気がする、と言うような、ニュアンスのことを書いておられた。それで、今をそう感じている人が多いんだろうなぁと、改めて思ったりしつつ今になり思う。
姜さんみたいに真面目に世の中を考えてくれて、重苦しさを感じる人などは特に、日常のなかのわずかな時間を、自分の感覚に合う人の、何げない日常の積み重ねを垣間見るようなブログに、接すれば良いのにと…。絵本とか深刻すぎないマンガとかでも、色んなものが混ざりあいながら、全体通しては気持ちがポジティブな方に振れていくものがあると、日常の心持ちはかなり影響されるからと。
わたしは朝の時間や夜の早い時間のテレビのニュースは、その時間に用意が間に合えば、コーヒーを飲んだり、ご飯を食べたりしながら、ヘッドラインを追う程度のざっくりした程度の捉え方で、まぁあまり世の中を知らないのも具合が悪いと思うので、見たりする。新聞も基本はそんな感じで、ざっと見出しは追うけれど、じっくり読むのは、自分の興味のアンテナに引っ掛かってくる新しい、知らない話題。テレビのニュースで聞いてもう少しよく知りたかったようなこと。あとは自分の感覚に合う、好きなような読んで気持ちよく、楽しかったり、あらっとか、ほろり、ほー、へー、ふーん、みたいな“は行五段活用”みたいな、好き勝手な拾い読みばかりしている。
わたしはそんななので、自分の世の中を捉える目は偏りがあるというか、捉える情報の密度、濃度が薄いのを確信犯的に承知してる。だからか信頼している、文化人もそうだし、友人、知人の、わたしからしたら膨大な取り込む情報を、自分のフィルターを通して捉える視点に、そうか~とはっとさせられたりして、またそこから考えたりして、自分なりの世の中を捉え方をしている気がする。
姜さんも「悩む力」以来ずっと、好きでいるせいもあり何を考えているかに関心がある。日美の司会時代に触れた人となり、他のテレビやらのコメンテーターやらでもお馴染みの静かな話し方、政治学者の姜さんの立場、あちこちで聞いたり読んだりする視点は、はっとさせられることが多い。
わたしが気楽に過ごしている傍らで、頑張って世の中のことをよく知ろうと努力し、よく知って更によく考えて提言を発信したり、行動をしたり、そうされている方は、すごいと尊敬するしありがたいなぁ。でもやっぱり抜けるところがあるのは、走り続けるのには大事だよね、人生は持久走だからと、そのコラムの姜さんは太宰を一文を引いて語られてもいたので思う。素晴らしい人にも息長くと、つくづく思う。
クローズアップ現代の国谷キャスター。あんなに長くやられていて、降板されるらしいと知る。人柄もキャスターとしての力(インタビューやゲストからのコメントを引き出すのも、論旨をまとめる言葉の力も)も素晴らしい、とにかく魅力的なスゴい方に感じていた。女性の柔らかさも芯にはしっかりあって。この番組も興味のあるものを、拾い読みみたいにだから、大した熱心な視聴者でもないが、でも~っ、かなりショックだ~。
最近たまたま、ある男性二人が、ぶらタモリの女性アナウンサーがいいよな!と、そう思ったという話を、にやけた顔でするのを同時発生的に聞いた。その人もね良いだろうけどね、国谷さんだって変わらずいいよ。わたしは降板をつい最近まで知らないでいたのだが、この間、番組に樹木希林さんがゲストで出たときに、来てくれて本当にありがとうございますと言った国谷さんに、あなたのことが好きで素晴らしいと思ってるから、出たかったんですよと、言っていたのを思い出す。お世辞など言いそうにない人だから、本心からだと思うけど、このことを知っていての発言でもあったのかなと、ちらっと思い返して想像した。
また今夜こそ、ああでもない、こうでもないと、わたしの私感ばかりを、徒然というよりだらだらと、書き綴っただけになって恐縮。ここまで読んでくれるような、やさしい人がいたとしたら、もう感謝以外のなにものでもない。
チェンジ日記的には、昨日の電話で聞こえちゃったからと、同僚が心配していると言っていた不具合は起きないように対策は打っていること、こういうやり方をしているからと、簡単に具体的なやり方を示して伝えてみる。よく分からないから、(わたしに)どう聞いていいか分からなくて、困っているらしいと初めてわかった。そう聞いたからには言わないのは、わたしも居心地悪いから。困っているなら、当事者に聞こえるように、他人に話さなくたって良いのになと、そのことがあった昨日は感じたけど、へそを曲げたままも不毛だから。極めて事務的に。
改めて、今日のところはこの辺りで。読んでくれた人にはほんとうにありがとう。よい週末に、みなさまにもわたしにも、なることを願いつつ
by 828summer
| 2016-02-19 20:41
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