2017年 10月 31日
初志貫徹とおまけ(C日記⑤ 84日め) |
翌朝日記だが靄がかかったなか駅に向かった。霜も足下の草を見ると、うっすら白い水滴に近くなった霜を纏っている模様。二日続けて降りたかもしれない(まだ結氷の予備軍かも!? )。とうとうウールのタートルネックが出動してしまった。やはりこれだけのことで、他は着るものは同じなのに温かい。晩秋というより初冬の匂いのつよい朝。ひと度こうまでなったなら、この季節を愉しんでしまうのがいい。温かい大きいお風呂に行って手足をゆったり伸ばしたり。わたしはヒートテックを愛用してないが、今年はデビューもいいかもしれないと、寒くなった火曜の夜にふと思いついたら、ちょっと愉快になってきた。ユニクロが今シーズンは、大きい看板を出して展開中の、メリノウールのラインも見てきたいな。
夕方は当初の心づもりのまま、サーティワンに行くのに駅向こうに出た。Sとすれ違い明るい顔で話かけられ嬉しかった。来年のわたしの手帖の、取り寄せをお願いしようと丸善にも寄る。今年の担当の人は偉そうな正社員らしき男性だが、ネットや社内のデータベースなど使い、検索する気配もなく、時間はかかるが取り寄せられるかの要領を、最後まで得られず、一先ず後日の連絡まちとなった。特殊な版元は少し面倒でもある。カウンター辺りで待っている時間が長かったので、レジのひとのうしろに貼られた、何かカズオイシグロについて書かれた紙が目につき、読んだことがないので知らず、文庫とかでも出てますかと聞いてみた。ハヤカワの文庫より少し大きめの版がありますよ、コーナーできてますよと言われて、用事がすんだ後に覗いた。何から読むのがいいかも悩みどころ。ペーパーバック版も一緒に、揃えられていて見ていたら、時間はかかるが久しぶりに読もうか、という気になってきた。こんな機会でなければ、こういう取り揃えられ方にはならない。乗ってみた。
サーティワンはパンプキンぱいと抹茶。今度は組み合わせ良しだしおいしかった。カバーが気に入って買った本と、何だか色が合ってしまった。そんなことがちょっとうれしかったわたしです。
タイムアップにつき。今日のところはこのあたりで。読んでくれたひとにはほんとうにありがとう。新しい日がまた、みなさまにもわたしにもそれぞれに、よくありますようにね
by 828summer
| 2017-10-31 17:48
|
Comments(2)
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chico_book at 2017-11-01 23:33
こんばんはー
私もいまこの本読んでいます。
(3冊並行読書という放埓ぶり)
カズオイシグロ氏の小説は読みやすいのに
何故か読むのに時間がかかります>私の場合。
昔から不思議なのですが。
シンプルで短い文章がなのですが
なんというかていねいに読まないと
不安になってしまうのです。
さくさく読むのに向かない。
なのでいっそむしろこれ原語の方が読みやすいのでは、
と、一瞬洋書を買おうかどうか迷って
(家にある積読塚を思い出して)
自省したのが先週の土曜日
という訳でなんだか不思議なリンクが
嬉しくなってコメントさせていただきました。ぺこり。
(話題の作家なので不思議な、は言い過ぎかもですけど)
あ、わたしも大河たのしく見ています。
10代の自分の力を過信する有能な若者の姿と
いうのがむかしから大好きなのです。
なんかもう全部いとおしい。
なんだかんだで家康公も家臣団のひとたちも
井伊谷のひとたちも
万千代くんをあまやかさずともあたたかく興味深く
しっかりみているなあと、胸が熱くなります。
もうすぐお別れかと思うと何ともせつないのですが。
それにしても、万千代くんの井伊の赤鬼っぷりが
あまりにもみごとで大笑い。ほんとにたのしい作品です。
私もいまこの本読んでいます。
(3冊並行読書という放埓ぶり)
カズオイシグロ氏の小説は読みやすいのに
何故か読むのに時間がかかります>私の場合。
昔から不思議なのですが。
シンプルで短い文章がなのですが
なんというかていねいに読まないと
不安になってしまうのです。
さくさく読むのに向かない。
なのでいっそむしろこれ原語の方が読みやすいのでは、
と、一瞬洋書を買おうかどうか迷って
(家にある積読塚を思い出して)
自省したのが先週の土曜日
という訳でなんだか不思議なリンクが
嬉しくなってコメントさせていただきました。ぺこり。
(話題の作家なので不思議な、は言い過ぎかもですけど)
あ、わたしも大河たのしく見ています。
10代の自分の力を過信する有能な若者の姿と
いうのがむかしから大好きなのです。
なんかもう全部いとおしい。
なんだかんだで家康公も家臣団のひとたちも
井伊谷のひとたちも
万千代くんをあまやかさずともあたたかく興味深く
しっかりみているなあと、胸が熱くなります。
もうすぐお別れかと思うと何ともせつないのですが。
それにしても、万千代くんの井伊の赤鬼っぷりが
あまりにもみごとで大笑い。ほんとにたのしい作品です。
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828summer at 2017-11-02 19:24
チコボンさん
こんにちは。
そうですか。チコボンさんも今この本を読まれているところでしたか。わたしはまったくカズオイシグロさんは、読んだことなくて一等最初の一冊です。辞書も引かずに読むことにしたので、いいとこ7~6割しか分からない、霧のなか歩くような読みっぷりです。買った日は著者の紹介と新聞雑誌各紙の賛辞で終わり、昨夜と今朝で本文のようやく10頁まで。最終頁が362頁なので、さて読み終わりはいつになるのやら。チコボンさんは多読だから、それでも旺盛な読書欲なので、読み残しが溜まり、悩ましいのでしょうね。わたしは最近は遅読のために溜まります。まぁいいやって、わたしはあまり気にもせずで、溜まる一方。この本と一緒に買ったのは、イシグロさんのコーナーに置かれてあった「知の最先端」。大野和基さんによる、イシグロさんやフランシス・フクヤマさんなど、各界7人の知識人へのインタビュー集です。ほんとはこちらが読みたくてたまらないけど、脇に置いて“忘れられた巨人”を読みはじめました。鼻先ニンジン作戦とも言います。スピードアップに効を奏するといいですが。
フィンランド語学習の開始、おめでとうございます、ようございました。新しいことを始めるのって、人にもよりますが、地が動くような感じのものですよね。わたしの場合はそういう、起こそうとして起こすのでない、不意に生まれてくる、よろこばしく貴重な訪れな感じのもの。楽しんでくださいね。
大河まさにまさに。でも来年も楽しめればまた楽しからずやで、握り込まずにうまく手放していけば、楽しみが続いていけるかも(希望ですが…)。
ではでは、そんなところで、またそのうちににです(^^)/
こんにちは。
そうですか。チコボンさんも今この本を読まれているところでしたか。わたしはまったくカズオイシグロさんは、読んだことなくて一等最初の一冊です。辞書も引かずに読むことにしたので、いいとこ7~6割しか分からない、霧のなか歩くような読みっぷりです。買った日は著者の紹介と新聞雑誌各紙の賛辞で終わり、昨夜と今朝で本文のようやく10頁まで。最終頁が362頁なので、さて読み終わりはいつになるのやら。チコボンさんは多読だから、それでも旺盛な読書欲なので、読み残しが溜まり、悩ましいのでしょうね。わたしは最近は遅読のために溜まります。まぁいいやって、わたしはあまり気にもせずで、溜まる一方。この本と一緒に買ったのは、イシグロさんのコーナーに置かれてあった「知の最先端」。大野和基さんによる、イシグロさんやフランシス・フクヤマさんなど、各界7人の知識人へのインタビュー集です。ほんとはこちらが読みたくてたまらないけど、脇に置いて“忘れられた巨人”を読みはじめました。鼻先ニンジン作戦とも言います。スピードアップに効を奏するといいですが。
フィンランド語学習の開始、おめでとうございます、ようございました。新しいことを始めるのって、人にもよりますが、地が動くような感じのものですよね。わたしの場合はそういう、起こそうとして起こすのでない、不意に生まれてくる、よろこばしく貴重な訪れな感じのもの。楽しんでくださいね。
大河まさにまさに。でも来年も楽しめればまた楽しからずやで、握り込まずにうまく手放していけば、楽しみが続いていけるかも(希望ですが…)。
ではでは、そんなところで、またそのうちににです(^^)/