2017年 06月 02日
だんだん夏野菜の日和になっていく(C日記④ 130日め) |
すごく暑い日があったかと思うと、かなり涼しい日があったりする。こちらはそういう日、朝晩は殊更涼しい。家は今風の気密性の高さなんて無縁なので、まだ朝夕はウールのカーディガンを羽織る(ことも多い)し、寒くなるとはいていたズボンの下のスパッツや二枚重ねした靴下、外に出かけるときはやめたものの、まだ完全にはやめかねている。そのくせ扇風機は出してきて数度は回した。
会社がえりは家に帰って飲めるようにと、駅ビルの土産物売り場の隅にある、産直品のコーナーに寄った。ここ穴場。地元のメーカーのソーセージなんかもあるから、そちらを買って帰って野菜のおかずでも作り、夕ごはんにしようと思ってた。ウィンナーは良かったけど、ちょっとお高いなぁと躊躇し、減農薬のネットをかけて育てました、と表示された生産者のブロッコリやスナップエンドウも、いいなぁと惹かれたものの、金銭感覚が今日はお出かけのものでなく、日常の暮らしのための買い出しモードに入ってて、割高感のあるものに手が出なかった。卵、キュウリ、トマトと、地元で作ってる塩だけで漬け込まれた梅干を買った。この梅干は気に入って何度も買っている。何の変哲もないもの。ただもう親が漬けてくれなくなって久しく、また家の梅の木は田んぼを借りてもらう時に、大きいよい梅のなる木だったのだが、作業の邪魔になると言いなりに切ってもらったので、買ってまで漬けてみるかという気が起きず、自然な素朴な梅干が好きなわたしには、まおまあこれならいいかという感じのもの。案外にこういう梅干は、スーパーはあんなに種類多いのに1つとしてなく、道の駅くらいでしか見つけられないようです。
週末のゆったり気分でしばし、産直の野菜を物色しつつ過ごす。少しだけマクロビオティックをかじったので、なまじっかな知恵がついて、体を冷やす働きをするらしいから薬(医)食的には逆効果、旬ではないから食べ物としての生命力は弱い、おいしく感じられない、値段は安くない、こうと思いこむとわりに頑固なわたしのこと、冬には基本は食べなかった野菜があって、そうしたものにだんだんに解禁が進んでいる。空豆やエンドウ豆の類いや、少し豆類を食べたいが、お高く感じて一度空豆を食べたほかは、まだ口にしていない。駅でも見かけたように、地場産が出始めているようだから、もういい加減に食べたい。サニーレタス、レタス、ピーマン、キュウリ、トマト辺りなんかは、暫くまえから食べはじめている。頂き物で春掘りの長芋を、今年は初めて食べておいしかった。そろそろいいかと思うが、茄子も茗荷もまだだ。そう考えると、ズッキーニ、トウモロコシ、ゴーヤ、カボチャ、新じゃが、みんなまだまだ。季節はまだ始まったばかりにも思えてきて、食べることを考えると楽しくなってもくるなぁ。
既にして遅い翌日日記で書いているが、上野千鶴子の講演会には電車で出かけることにした。そうしたら意外な行幸、上高地線電車のリバイバル車輌に乗り合わせた。今日からの運行開始らしい。ワンマン電車、普段は乗車していない車掌さん(上高地線マスコットキャラクターの、渕東なぎさちゃん風ではないおじさまだった)から、乗車記念の絵ハガキを貰ってしまった。出発式を新島々でやったらしいが、そこから乗って来たとおぼしき、撮り鉄の方もちらほら見かけた。この夏はJR 東日本の信州デスティネーションキャンペーンらしく、その一環でもあるよう。
上野千鶴子の演題は下り坂を降りる。坂の上の雲の逆パターン的な、時代的、社会的な状況を指すのか、人として生きる年代的なものを指しているのかは、聞いてみるまでわからない。でも両方を指すような気もしている。楽しみしている。
電波状態が途切れたり繋がったりしながら、ホールの中で開演前に書いているが、もうタイムアップみたい。今日のところはこのあたりで。読んでくれたひとにはほんとうにありがとう。新しい日が、この土曜日がまた、みなさまにもわたしにも、それぞれによくありますように
by 828summer
| 2017-06-02 17:56
|
Comments(0)