2017年 02月 21日
やさいの春(C日記④ 29日め) |
また昼は仲よしへ。前回に仲よしに行ったとき、よく見かける野菜の端を残して、伸びてくる葉を育てていたが、キャベツのようなのがあったのをあとで思いだし、あれは珍しいな、何だろうと思っていた。今日行ったときに聞くと、やはりキャベツなのだと。外側から剥いていって、最後に残るところを、水にさしておいたらしい。何か葉牡丹みたい。赤い大根もニンジンとは、葉っぱの感じが違って、もわもわと繁っている。表情が違い面白い。カウンターの角の、わたしの座った、ちょうど横のところにあったのでパチリ、相変わらずのぴんぼけ。
初めて食べたモツ煮定食。わたしは自分で作るときは、親譲りのやり方で、何度も茹でこぼしてから、こんにゃくと長ネギや大根と、味噌味で柔らかく煮る。ここのもあっさりはしてるが、モツの歯ごたえの残る感じ。ぽん酢のかかった、メカブのおひたしが春を感じさせた。出てきたら30分を過ぎてるので、また慌てて食べて出てくる。急かされるのが、時間に追いたてられる感じが、わたしはかなり苦手。ほんとうはゆっくり食べたい。でも仲よしはそれでも来てしまう。近くに他の選択もないのだけど、それだけでもないと思う。
10時のテレビを観ると、やはり寝るのが遅くなって、平日はきつい。クイックではやれないで、夕ごはん、テレビ、お風呂、歯みがき、と済んで時計を見ると、ビックリするほど時間が経っている。また少し心配なことがあり、なかなか寝つけない。なるようになるしかないのだが…。翌日の昼用にご飯を炊く。ルクルーゼで初めて作る炊き込みご飯。瓶詰の椎茸の佃煮を混ぜ、上に刻んだ油揚げを載せ、炊飯時間を少し多めにしただけ。酒とだし醤油も少し入れた。うまくできた。簡単な基本の手順さえ守れば、ルクルーゼは失敗しない。失敗したことがない。ほんとうはだから、毎日炊けば良いのだが、何で面倒くさいのだろうな。
ひとにはこうやったほうがいいよって、つい答えを教えたくなる。そういう時期に入ったのを実感している。若いころはこう思ってたけど、年をとると現実は違うと分かったことがある。あのとき分かってたらな、とあのときの自分を見るように、ついつい歯がゆく答えを教えたくなる。実際はみんな自分とそんなに違わないし、取り越し苦労していたこと多い。知ってれば、もっと悩んでるエネルギーで、本筋のことをじっくり積み重ねることもできたのに、もっともっと我慢もきいたのに、と。でもそれって人に云われても、きっと自分でやってみないことには、府に落ち、わからないことだとも、ようやく分かってもきた。みんな自分の時計がある。機械だとしたら、前半の心は能率わるくも思えるが、からだはすごく優秀で、黙って我慢強く、半分のダメな方を補ってくれている。後半はこの関係が逆転するような気がする。トータルで見て何と優秀な、よくできた機械だろうか。
ああ、月曜の夜にふと思ったことが、何だかまた飛び出して、最後はわりに真面目な話になったような…。まぁ、今日のところはこのあたりで。読んでくれたひとにはほんとうにありがとう。新しい日がまた、みなさまにもわたしにもそれぞれに、よい日になりますように
by 828summer
| 2017-02-21 19:39
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