2016年 09月 04日
頭による過去の体の記憶、その実際の動くのたるや(>_<)(C日記③ 38日め) |
地区の運動会は行ってみたら、今年は意外と楽しめた。2年続いて雨で中止になったから、役員も少しは気合いが入って張り切っていたかもしれない。競技のリニューアルも幾つもあった。もしかしたら出る人たちも、たまにはこういうのもあってもよかったのかもね、なんてそんな気になっていたのかも…。パン食い競走では何時までも食いつけないで、まごまごしているどんくさい人(例えばわたし)には、いい加減なとこでもういいから手を使っちゃえと、横から合図してくれたり、要所で背中に背負った籠に、バウンドさせたボールを入れて走るリレー競技では、同じく長くモタモタする人の籠に、しょうがねーな! と後ろからボールを入れてあげている。そんな風に役員の、競技をサポートする人たちも、30代、40代、50代くらいと年代差はある感じだが、みんなだいたい押し並べてのんびりして、明るく親切で甲斐甲斐しく、一昔前の人みたいなムードを醸していた。独り暮らしのわたしは、多少の人恋しさが常態にあるのがスパイスになり、こんなとき隣り合い袖振り合って、知らない地区の人と何げなく交わす言葉に、ほんわかすることもあった。顔はわりに若いのにすっかり白髪になった同級生に、出場競技の待ちの間に同じ場所でたまたま居合わせたのに気づき、□□君、わたし○○です、と声をかけたり。
そう言えば、わたしも今日は珍しく走り、おそらく何十年か振りで、思いきり転んだ。なまじ足は速かった記憶があるので、バトンを受け走り出した後に、後ろから迫ってくる足音と気配につい条件反射で、スピードを上げたが体が思うようには動かず、何だか空回りする感じを覚え軽く失望する。ずるっと足が滑り体が傾いたと思ったら、そのまま体は斜め前にのめって滑り倒れていた。その一瞬に土のトラックの砂の少し混ざる乾いた感触と、足がそこをずるっと滑っていく時の、懐かしいずっと忘れていた感覚を、土の匂いとともに思い出した。気がつくと倒れた側が土まみれになり、左肘の横と右手首の裏とを擦りむいていた。すっかり鈍っちまった、といまのわたしの真実を見ると、わーっ、わーっ、こんなか~!! 、とショックを感じたり、苦笑する気分にもなっておりました。空耳だったかもしれないが、倒れて起き上がった時に誰かがわたしの、下の名前を呼び捨てに、頑張れと言うのを聞いた気がした。
あーっ、また時間切れが。関ヶ原前夜。長男は徳川、父と次男は豊臣へと、真田の家がどちらに転んでも残るようにと、袂を分かっていく時が終に訪れた。上田で見た美術館の真田丸展では、交わしあった書簡からも、その親子、兄姉弟の、あまり現代と変わらぬような、仲のよさや情が感じ取れたのが、一番の見たあとの印象だった。その真田家にとっても天下分け目の、その夜を描いた今日の真田丸のことも書きたい気がしたが仕方ない。でも今日は伝わってくる、父、兄、信繁、誰の思いも言葉も表情も素晴らしかった。誇りと信頼を持って歩きだす、それぞれが心に秘めた夜だった。唐突をお許しを。今日は今日のところはこのあたりで。読んでくれたひとにはほんとうにありがとう。新しい週が始まりますね。今週はどんなよいことがあるだろうと…。新しい日が、新しい週が、みなさまにもわたしにも、それぞれにそんな何かを心待ちにするようでありますように
by 828summer
| 2016-09-04 17:34
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Comments(2)
Commented
at 2016-09-05 16:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
828summer at 2016-09-06 21:08
鍵コメさん
こんばんは。
誉めてくれてありがとうね。でも何だかこそばゆいくらいですよ。
走ったのは裸足じゃないの。スニーカーは最近あまり履かなくなり、もう現役なのがなくて、ストラップのついたスケッチャーズのバレエシューズ
みたいな、変なものを履いて行ったの。まぁ、でも靴のせいではないです、転んだのは。すっかりなまってしまって、むかしのようには走るのは、今は相当難しいのがわかった。このまま下降線を果てしなくたどるのかと想像すると、怖くもあり少しは鍛えたいようにも思うけど、なかなか言うは易しで、わたしにできるのか???と自信もなくて、意志が弱くて情けないです。
わたしも何となく年は近いかな!? 、と思っていました。すると妹と同い年ですね。わたしは1年ダブっているので、鍵コメさんの年の人は感覚としてはみんなタメなの。何だか親近感が湧き、わたしも聞いて嬉しくなりました。どうぞまた、これからもよろしくです。
ではまたね(^^)
こんばんは。
誉めてくれてありがとうね。でも何だかこそばゆいくらいですよ。
走ったのは裸足じゃないの。スニーカーは最近あまり履かなくなり、もう現役なのがなくて、ストラップのついたスケッチャーズのバレエシューズ
みたいな、変なものを履いて行ったの。まぁ、でも靴のせいではないです、転んだのは。すっかりなまってしまって、むかしのようには走るのは、今は相当難しいのがわかった。このまま下降線を果てしなくたどるのかと想像すると、怖くもあり少しは鍛えたいようにも思うけど、なかなか言うは易しで、わたしにできるのか???と自信もなくて、意志が弱くて情けないです。
わたしも何となく年は近いかな!? 、と思っていました。すると妹と同い年ですね。わたしは1年ダブっているので、鍵コメさんの年の人は感覚としてはみんなタメなの。何だか親近感が湧き、わたしも聞いて嬉しくなりました。どうぞまた、これからもよろしくです。
ではまたね(^^)
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