2016年 07月 17日
けっきょく連休の中日は長い昼寝を(C日記② 91日め) |
何だ!、その日は疲れを感じなかったものの、結局は体はそれなり前日のお出かけで疲れていたということかと、後で自分に一人つっこみをいれた今日の午後だった。BSで古い浅見光彦をやっていたので、久しぶりにこれはいいと、見始めたのだが途中で寝てしまった。
浅見光彦は導入部だけで、後はすっかり寝入っていた。今日のはかなり若い頃の水谷豊が光彦さん役。母親の雪江役は音羽信子。このキャストはどうも最初を見た様子では、浅見光彦シリーズ中で、一番各キャストのキャラ作りも、ゆるいというか力が抜けた印象がした。いつもはお母さん役はもっと、ピシッと背筋が伸びてるというか(音羽さんがそうじゃないとは言わないが、おばさんっぽさ、抜け感や庶民的なところも感じる)、俳優により出方は異なり、ソフトだったり(佐久間良子)、おっとりしてたり(加藤治子)、シャキシャキしてたり(野際陽子)などとトーンは違うものの、いずれも上品さは変わらずで、物知りで、ハイソで、人間としての格がすごく高い感じが強くする。でも音羽さんの雪江母さんは冒頭から、招待状が来た懇意にしている陶芸家の陶芸展でも、会場になるのが超高層ビルの最上階に近い階だというのを理由に、わたしは高所恐怖症だから勘弁だわと、光彦に代理で出席してと押しつけている。また物識りの程度も同様。今回は他の俳優でも見た覚えがある、内田康男作の浅見光彦シリーズ中でも、テレビ化の多い名作のような気がする佐用姫伝説殺人事件。ダイイングメッセージともなる、佐用姫という名前を、それがある伝説から来ていると知らない光彦に、あなた佐用姫も知らないの?と呆れたように言い放つ雪江さん。でも教えたのはいいが、その説明が一行解説みたいな素っ気ない内容。「お母さま、もう少し詳しく」、と言う光彦さんに、「わたしもその位しか知らないのよ」と、ざばんざばんと竹を割ったようにすましている。江戸っ子のように飾らずで、親しみやすい。わたしはこんな雪江さんは知らない。二時間ドラマファンの、中でも浅見光彦シリーズはかなり好きなわたしには、この雪江さんはかなり面白そうで興味深かった。不覚にも直後からしっかり寝てしまったが。残念!
昼寝は長くなりそのままうつらうつらしながら、テレビは別の船越英二郎の二時間ドラマに移っていった。こちらは眠りと覚醒を、寄せては返す波のように繰り返していたようで、何となくのドラマの筋は覚えている。でも起きることができずに寝ていた。船越さんにしてはわりに珍しく、遭遇する些細な事柄の積み重ねから、主人公自体が事件の加害者になるように、やむにやまれずに追い込まれていく話だった。キャラだけは事件に迫るタイプの主人公をやる時の、明るい軽い馴れ馴れしいようなC調(ナツカシイ言葉。でも桑田さんや船越さんには、わたしにはこの形容詞が馴染む)、人情もやさしいとこもある。眠さに負けずにちゃんと見ていたら、こちらもそれなり面白かったかも。まぁ後味の悪さは残る感じの、話ではありそうだったが…。
というわけで、2時間ドラマを2本分、都合4時間にもわたる昼から夕の入り口にかけての長い昼寝になった。でも寝ちゃってすごく残念と思ったり、後悔もそれほどしないのが2時間ドラマ。わたしは2時間ドラマ好きを自認するが、おそらく累計視聴時間の4~50パーセントは寝ている。案外に2時間ドラマを見ながらのウトウトは、わたしには幸せや至福のひとときと同義かもと思えた、幸せな連休中日の午後でした。
上田に行った昨日のお昼は下調べもなくて、安易なところでどおってことのないものを食べました。たぶんこの時期だけ、普段は無料で開放してそうな駐車場を、一律500円という安価で貸していて、そちらを利用しましたが、城址公園の入口の道端に、その旨の案内板を持って立った人に、お金をはらって領収証をもらいました。そちらは結婚式場の高砂殿とタイアップしているようで、帰りはそのレストランで食事をした時に領収証を見せると、コーヒーの無料サービスや、真田丸関連のお土産が割引になると薦められた。店に迷い結婚式場で食事をしたが、応対も親切で飾らず気持ちのよいものだった。土産物売り場は結婚式場に、特設の場所が設けられていて、近づくとテーマ曲が聴こえてきた。無料の休憩所にもなっていて、次に行く美術館の場所を聞いたら、道のところまでわざわざ出てきて、行き方を親切に教えてくれた。商魂たくましいというより、上田の人はやさしいと、ホスピタリティを寧ろ感じた。
みすず飴では、何にするかを迷っていた一軒のお中元先に、ちょうどいいとそこから送ることにしていた。ジャムやらの詰め合わせに、組み合わせる通常のみすず飴にも、真田丸バージョンが登場していて、即答でそっちに替えてくださいと、選んだのだが、今は上田はどこもここも、真田丸なんだな、と思った。それもやはり商魂たくましくというより、地元の自慢の真田家、真田丸というのがあるんだろうな。来たお客さんを喜ばせたいのがあるんだろうなぁ、と感じられる。昨日の日記では理由もなく、ただよかった、いい気が出ていたと書いたけど、そういうような辺りにも具体的に感じたし、何となく全体的に無意識にも感じる、よい気というのがやはりあった。
昼寝と二時間ドラマの話ばかりになったが、今日のところはこのあたりで。読んでくれた人にはほんとうにありがとう。最終日は海の日。こちらは海なし県ですが、海のある場所に住む方は、どんな海の日を過ごすのかな。いいなぁ。海の日が、新しい日が、みなさまにもわたしにも、それぞれに心のなかにレジャー感を、プレジャーを感じられたらいいなぁと
by 828summer
| 2016-07-17 19:20
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