2016年 06月 06日
ようでもないことを(C日記② 50日め) |
顔を洗ったついでに、あることをやっておりました。気がついたら30分近くもやっていた。ためちゃった後だと、けっこう完璧にやろうとするときりがない。やり始めると面白いのとは違うかもしれないが、どんどん出てきて取れ、だんだんきれいにもなっていくので、ついつまらないことなんだけど、何か夢中になっちゃう。
それが何かを話すと軽蔑されそうだけど、わたし愛用のヘアブラシの掃除のこと。密集して生えた豚毛と、荒く植わった長めのナイロン毛が合わさってできているが、わたしは長らく石鹸シャンプーを愛用している影響か、ブラシの毛の隙間に綿ぼこりのようなものを、人より寄せやすく、またたまりやすいような気がする。挟まった髪なんかは、長いし絡まったものをつまめば、わりに簡単に取れるが、この奥まで入り込んだほこりは、細かいものなだけに、完璧にきれいにしようと思うとなかなか時間がかかる。ブラシを掃除する専用のコームというか、粗いブラシ状の道具があり、それできれいにする。今度は油断したので、だいぶ沢山たまり入り込んでいて、粗方は取れるんだけど、奥の方のが取りにくく、やってる内につい時間を忘れた。
梱包用のエアの入ったクッション材を、潰すのが好きという人がいるらしいが、感覚はあれにちょっと似ているかも。だいぶ前に死んで以来、あんなに悲しいことは二度と嫌だから、もう犬は飼えそうにないが、前に飼っていた犬がシベリアンハスキーだった。この犬種の体毛は、トップコートという硬めの外側の長い毛と、アンダーコートという内側に密集した柔らかい綿のような毛の二重構造になっている。そういや暑い時期に対応するためか、毎年内側の毛が時期になると、浮き上がってきて、面白いように取れた。専用の幅広のブラシで、あれを取るのも、なかなかやり出があった。眠くて寝てるときが大人しくしてるから絶好で、一緒に犬小屋に入ってけっこう熱中してやってた。わたしは、蚤取りばあさんか!?
ああ、また、ようでもないことをやって、時間を食っちゃったと思って…。このようでもないというのは、何だかなつかしい言葉だ。小学校の先生が子どもに言う時に一番聞いた覚えがある。小学校の、ガチャガチャ落ち着きがなく、どうでもいいようなことをいつまでもやってて、肝心のことが片付かない子どもに、先生は、「お前たち、ようでもないこと、いつまでもやってるんだ。早く言ったことやっちゃえ!」、とかみたいに言うのをよく聞いた。標準語だと思って広辞苑を見たら、載ってなかった。どうでもいいようなことを表す、長野の方言らしい。(面倒くさがりと類義語の)ずくなしと言い、このようでもないと言い、長野県人は真面目のように言われ、自分たちもそうだと思いこんでるところがあるが、案外、それも口だけ、その気になってるだけかもしれない。本当はずくがなくて、ついついようでもないことばかりやっちゃう気質だから、お互いにそれを指摘しあう機会が多く、こういう言い表す言葉ができてきた。自分に照らすと、そのわたしの仮説もあながち遠からずな気がする。
何かそういう、ようでもない、時々やってしまうようなことはらありますか?なくて七癖。わたしは少なくとも、あと六つはあるかも!?
チェンジ日記。カリカリしてたのか、営業さんに朝から当たられた。はい!、と大人しく聞いておいたけど。どうも一番わたしが当たられやすい。休みにのんびりした分、月曜は落差で疲れるから、本心としちゃ、当たられたくはないよね。まぁ、済んだことだからいいか。
ようでもないことだけ書いたような。今夜もまた非スペシャルな日記。今日のところはこのあたりで。読んでくれた人にはほんとうにありがとう。明日はもっとよい日になるといいな。新しい日がまた、みなさまにもわたしにも、(もし今日が悪かった人にも補っても余りあるくらい)とってもよくありますように。お休みなさい
by 828summer
| 2016-06-06 21:11
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