2015年 10月 19日
そろそろたがを&最近ガツンとしたのをすっかり避けるように(下) |
話が途中になっていた(下)の方を。飛ばして別の話を書いてる内に存在を忘れそうになってきたので、一旦終わらせておきたい。
中学の時の文集が出てきて読んだことがあったが、話が見事に未完で終っていた。元来そういうところもある性格なのだ。書いたことすら忘れていたが、担任が国語の先生だったので、物語を書かせて手刷りの文集にしたんだろ。読んで先が途切れたままになっていることに気づき、ガックリしたことったらなかった。ゼミの先生が大学を退官になるときにも、研究室がなくなるので製本した卒論が送り返されてきたことがあった。この前例があったのでこわごわ読んだが、内容はお粗末ながら終っていてほっとした。
9月末の日記で途中になっていたことを少し。最近は本もテレビも映画も音楽も、自分の枠を少しでも拡げようということをすっかりしなくなったなぁ。気楽なものばかりで、理解に骨の折れる難しいものや、疲れる振幅の大きいもの、未知のものに挑戦することを、すっかり避けるというか頭から抜け落ちていたことに、ようやく気がついたという話だった。
自分と並べて例にあげるのもおこがましく気がひけるので、ある人がとしておく。おそらくその方が女性の更年期に差しかかる頃か、その最中かという頃に聞いた話だったと思う。以前はこんな感じじゃなかったが、妙に気持ちが重いというか沈んで、政治にしろ社会問題にしろ深く考えたり、重い内容のものを受けとめるのがしんどくなってきた。最近はバランスを取ろうとするのか、無邪気になれるポケモンなんかを好んで観ることがあるというのだ。あんなに硬派で知的な、ハードボイルドで強い感じの人がそうなるのかと心に残った。
今にして思えば、自分に甘えが少なく厳しい完璧主義の人の方が、年齢の変わり目に体のバランスが崩れた時の違和感を、余計に受け入れ難いものかもしれない。それまでは精神的、体力的に多少きつくとも、意思の強さと目的があればガンバリがきき、粘り強く努力できる強い自分があったものが、ある頃から気がつくとそのガンバリが意思に反して効かないとしたら、許せず普通の人より余計に沈んだり暗くもなるかもしれない。落ち込むと更に、健康や体力に自信を失なって、自分を無力で弱い存在と感じられるかもしれないと、自分がそうなってきてわかるようになってきた。
わたしは逆にここのところ、あんなに沈む日ばかりで晴れることの少なかったのが、どうしちゃったんだろうという位に気持ちは晴れてきた。でも年齢的な変化は十分すぎる位に感じている。
無理をする自信がすっかりなくなってきた。体の調子はあちこち昔と違ってきていて、日常に歩く以外の運動を全くしないので文句もいえないが、体型が変わってきたのもショックはショックだ。腰も痛いし、眠りの質もよくない。汗かきだったのがあまりかかなくなって、腸の働きなんかも昔とはあきらかに悪くなっていて、代謝も落ちてきたということだろう。免疫力だって比例してるんだろうなぁと思うと、何かしなければと常にアンテナを立てている。
基本、薬には頼りたくないので、ある時はふくらはぎマッサージに凝って、かなり効果はあったけれどいつしかやらなくなったしまった。まだ若くて必要性の少ない時にしっかり摂っていて、いざ必要な年齢になりやめてしまっていたサプリメントも、わりに高いので量は減らして、少し前から再開した。他には今は生野菜やフルーツを三食なるべく食べるようにしていて、消化を助ける酵素を増やすことになり良いらしいのだが、最初のうちの劇的な効果は感じられなくなり、ただ惰性と期待と美味しいので続けている。
おそらくそういうことが影響していたのと、体の変化と呼応するように、近年の何年もの間は私生活もわりに激動する感じだったのもあるのだろう。二時間ドラマや寅さんなんかを好んで見たり、YouTubeで昔好きだった曲ばかり聴いたり、本も雑読ばかり注視して読む人もひさしくいない。自主上映会にもすっかり行ってない。
(上)を書いた日には、ふと思ったわたしの最近の受け入れレベル、すっかりやわになっちゃってるなというのがきっかけだった。古いが例えばビョークが演ったダンサーインザダークだったか、理由も考慮されず死刑が決定して死刑台まで歌い躍りながら進んでいくあんな不条理な重い映画とか、大昔大学時代に読んだ、「海と毒薬」とか「憂国」とか生々しい話、猟奇的な映画も、今はしんどいかもと。
そう思ったときには、それもしようがないというような感じのものだった。それがブログとして書こうとなった時に、いやいやこれじゃ駄目だ、もっと危機感持たなくちゃという方に、わけは分からないが転換していた。
今となっては気づいて、方向転換しようという方に向いてよかったようにも思う。年齢に応じた備えもして。ウォーキングして1週間ばかり体調がアップして、体の心地よさを味わい、健康や体力への安心みたいなものを思い出した時に、このテーマのことが頭にまだあり、この状態なら前のように行けるかもとちょっと思った。だから鍛えながらもう少しガツンとしたものも食べていければなと思う。
“そろそろたがを!”のその後。自己流の1週間毎に予算化した食費の家計簿をつけ始めて、3週めに入った先週からは、見開き2ページを使うようになった。左端には、参考として食費以外の目立った支出や、それと並べるように1日ずつの食費の支出と残り残高を記している。続いて冷蔵庫や食品の保存棚を確認せず、無駄なく作れそうな料理の候補が浮かび買い足すものがわかるように、前の週以前からある食料品ストックと、その週に買ったものが、いま何がどの位あるかも並んで書かれている。右端は実際の日々に何を食べたかが書かれている食事記録と備考欄。買い物リスト、TO DO、思いつきなどを書くことに。
書きだして三回目くらいになると、入れる項目とレイアウト位は、だいぶはっきりしてくるものなんだなと思った。やっぱ天才でない凡人のやること、試行錯誤に尽きますね。お見せできる状態になる日が来るか分からないけれど、何せ美的センスがないから。でもそんな日が来たらお見せできたらいいなと…。
まただらだらと続いた日記はこの辺りでおしまい。最後まで読んでくれたやさしい人がいたとしたら、ほんとうにありがとう
by 828summer
| 2015-10-19 18:40
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